2019.01.26 アグアスカリエンテス
アグアスカリエンテス、マチュピチュの起点となる村の名前です。今日は7時45分にクスコを出発して、この村まで移動。ここまでの行き方はバス+鉄道を使う方法もあるんだけど、この鉄道ペルーレイルが片道60USD〜なので、わたしのような旅人は基本スタンドバイミーコースと呼ばれる線路沿いを歩くコースを選ぶ。そのスタート地点が水力発電所駅で、そこまでの往復バスの予約はクスコのどの旅行会社でもできる。各社Hidoro Erectrico ◯◯ソーレスと貼紙が貼ってあるくらいにはこの行き方は有名。わたしは昨日それを60ソーレスで購入していた。鉄道を使うより1万円ほどお得なのだ。その水力発電所駅からアグアスカリエンテスまでは徒歩2時間半ほど。トレッキングに慣れている人にしてみればそこまで辛くはない。想像と違ったのはクスコから水力発電所駅までの道のりの長さだ。クスコを離れ山を越え、一時は標高4300メートルの雲海の中を進み、舗装されていたりいなかったりする道を行く。途中激しい川の流れによって橋が決壊した場所で1時間スタックしたり。初めてブルドーザーの偉大さを身近に感じたよ。はたらくくるま。こんな事態に見舞われるなんて希少な体験だなあと思っていたら、宿が一緒の男の子曰く、昨日はここで2時間スタックかつ、この先でも落石によって2時間スタックしたらしい。こんなことが日常茶飯事なマチュピチュ。やはりマチュピチュはとんでもない僻地に突如として現れたんだなあ。水力発電所に着くまでに7時間半かかり、そこから2時間半歩いて宿に着いたのは18時、ちょうど日の入りしたくらい。昨日着いた男の子は線路沿いを日が暮れてから歩いたらしく、そうならなくて心底良かったと思った。もうひとつ想像と違ったのは、マチュピチュ周辺の気候と植物の様子。ここ最近いた場所は標高4000メートル前後で、マチュピチュは標高2000メートル前後なので、涼しいわけではないのは少し考えればわかることなのだが、なんとなく天空都市というイメージから涼しい気候を想像していた。が、マチュピチュ、実際には蒸し暑く、生えている植物も熱帯っぽいものが多い。線路沿いをユニクロのヒートテックを着て歩いたためじっとり汗をかいた。雨が降っていなかったのは幸運だった。ここ最近あまりお酒を飲んでいなくて飲みたさが募っていたものの、ペルーに入ってからワインがそもそもあまり売っておらず種類もかなり少なく値段も安くないので我慢していたが、今日はたくさん歩いて汗もかいたのでその辺の商店で1リットルパックを20ソーレスで購入。同室の子を誘って4分の3ほど飲んだ。ペルーの物価の安さには救われているとはいえ、ワイン大国アルゼンチンには敵わないな。それくらいわたしはワインが好きらしい。美味しいワインが気軽に手に入ることの重要性は高い。さて、明日の天気予報を確認したところ、10時までの降水確率は10%、それ以降は50%ほどになり雷雨の可能性もあるようだ。ゆっくり起きたかったけど、5時に目覚ましを設定。ここからマチュピチュまでのバスも片道12USDもするので、ここもまた1時間半かけて歩いて行きます。美しい景色が見れますように!
2019.01.25 クスコ
今日は移動日。プーノからクスコまで6時間半。評判の良いバス会社Cruz del surを使った。オンライン予約で30ソル。普通によかった!モニターとブランケット、軽食付き。オンライン予約楽だし、クスコからリマ行くときもこの会社使おう。ボリビアで乗った長距離バスの方が席が広くてよかったけど、今日乗ったのは6時間半でたったの1000円だからやはりお得と言えよう。クスコに15時に着いて、日曜日のマチュピチュの入場券と交通機関の予約を済ませ、明日の朝・昼ごはん用にバナナとパンとチョコレートを買い、明日からの3日間用の荷造りをして準備完了。クスコの中心地は観光地!って感じ。スタバもマクドナルドもKFCもある。レストランも急に観光地価格になって、プーノの3倍くらいする!プーノで安くて美味しいごはんに慣れてしまったわたしとしてはそんなレストランには入る気になれない(涙)プーノでゆっくりして好きなもの食べといてよかったあ。ということで少し足を伸ばして地元の人たちがたくさんいる市場周辺を散策。市場周辺、とても活気があった。そしてこの辺はもう全然観光地チックじゃない。クスコ、中心地以外はなかなか汚い。なんというかノスタルジーがある。なので中心地だけが突然ポンと出現したみたいに浮いている。中心地の写真はまたマチュピチュから帰ったら撮ります。そして市場周辺で見つけた家族経営の食堂で5ソーレスで何の肉かわからないプレートを食べた。繊維質で獣臭があって知ってる肉だと羊に近かった。スペイン語で内容説明してくれて、何もわからなかったけど、これに食後のお茶がついて5ソーレスは安い!地元の人たちはこの価格で暮らしてるんだよね。でもそうだとしたらわたしが地元民ならクスコよりプーノに住みたいな。前評判はよかったものの、クスコはそんなにわたしのツボに入ってない(笑)少し早めにリマに行くのもありかな。とりあえずは明日からのマチュピチュが楽しみ!マチュピチュ、早起きする人が多いらしいから、ゆっくりめ出発のわたしはいつもより5ドルくらい高めのシングルベッドの宿をチョイス。睡眠大切!
2019.01.24 タキーレ島
アマンタニ島から約1時間、タキーレ島へ到着。今日は快晴!わたし棚田がめっちゃ好きなので、段々畑も勿論好き。アマンタニ島も快晴ならこんな感じだったと思う。いや、アマンタニ島のが高くから見下ろせるからもっと綺麗だったかな。雨季のお天気は気まぐれ。
お昼ごはんはトラウト。お魚食べられるの嬉しい。アルゼンチンでお魚食べた記憶無いし。チチカカ湖の料理の感じがわかってきた。基本薄味。けどなかなか美味しいのだ。
島に生えている植物を石ですり潰して水を加えてシャンプーを作るデモンストレーション。この島でもガイドさんたちが説明を色々してくれた。なんとものどかでゆったりとした2日間でした。やっぱり特にデンマーク人の女の子2人とホームステイ先の家族が良かったなあ。人とのふれあい系ツアーでしたな。そしてまた3時間船に揺られてプーノへ。で、こっからは日本にいる人からしたらめっちゃどうでもいいのはわかってるけど、夜ごはんに炒飯食べました!!!!!!ワンタンスープ付きで8.5ソーレス。安い!しかもね期待してなかったのに、八角が効いていて、お米が一粒一粒パラパラで・・・
完食!器についた油さえも愛おしい・・・
シェフが中華鍋を振ってる姿をしばしボーッと眺めていたよ。実に4ヶ月ぶりの中華だから、感動もひとしおで、実はというと炒飯食べたことでこれまでのツアーの記憶が上書きされて脳内炒飯にハックされたんだよね。もしくはすべての煩悩が炒飯に代替されたと言えるくらい気持ちよかった。そんなんだからブログ書くまでに時間がかかった。しばらくはほんとに炒飯でいっぱいで(しつこい)まあそのくらい久しぶりの〇〇っていうのは威力が大きいのね。だから日本に帰るのもとても楽しみ。
さて、そんな感じでプーノも楽しかった!ウユニのツアーが激しめだったから、ここではリラックスできた♡明日はクスコに移動して、とうとうマチュピチュへ!南米のクライマックスであり、最後のお天気との勝負です・・・ここのところ天気予報を見まくって、いちばんマシと思える日曜日に行くことにした!神さま、何も見えないという事態だけは嫌です、どうかよろしくお願いします。
2019.01.23〜24 アマンタニ島
アマンタニ島までの3時間、音楽を聴いたり本を読んだりうたた寝したりして過ごしていた。揺れがなかなか激しいので船酔いする人は要注意!生まれてこのかたクラブという場所はずっと苦手だけど、クラブで流れている音楽は好きだということには前々から気づいている。EDMは聴いていて心地よいもの。Clean banditのsymphonyっていう曲が好き!本は相変わらず原田マハの美術ものを読んでます。この前楽園のカンヴァスを読み終えて、今はジヴェルニーの食卓っていうのを読んでる。ウロス島がテーマパークだとするならば、アマンタニ島はローカルの雰囲気を楽しめる場所。3つの島の中でここがいちばんよかった。なんといってもホームステイできたからね。お母さんの手作り料理の美味しいこと♡そして一緒に泊まったデンマーク人の女の子2人がとーってもかわいくていい子たちだったの。またお友だちが増えました。ホームステイ先の羊たち。作ってくれているママとお手伝いしてくれている11歳の娘さん。
キヌアスープ。
お庭で取れた無農薬の野菜たち。
お庭で取れたミントをそのままお湯に入れたミントティー。ティーパックより美味しい!
綺麗なひとり部屋。何故かネイマールのポスター(笑)
ツアーが一緒のこの赤ちゃんもめちゃかわいくて2日間よく絡みに行ってました(笑)
キヌア畑。
パチャママという島の高台のお寺までハイキング。標高は4100メートルです。段々畑が美しい。ナヤちゃん。
セシリアちゃん。かわいい2人を撮るのが楽しかった。まだ20歳とあって2人ともおぼこいの。わたしの年下好きがここでも発揮される。
食卓。お父さんも優しいひとだった。ビーニーがかわいいね。
夜ごはん。
夜ごはんのあとは島の皆さんとわたしたちとでダンスパーティ。伝統衣装を着させてもらいました。赤ちゃんこっち向いてくれない。わたしの片思い。
夜は雲が晴れて星空が綺麗だった。朝ごはんのパンケーキ。
お世話になったママと最後に記念写真。サンダルしか持っていかなかったわたしの足元は寒々しい・・・
お天気が曇りだったけれど、至れり尽くせりのアマンタニ島でした♡最後はタキーレ島。次の記事に書きまーす。
2019.01.23 ウロス島
ツアー初日!8時に宿にピックアップがあって、港へ向かう。30人くらい乗れる船に乗ってまずはトトラという浮草で作られたウロス島へ。とってもツーリスティックってことは聞いていたけど、それでも良いじゃないということで行ってきました。というかウロス島の住人の収入源は観光しかないらしい。ならば尚更その力の入れようを見に行こうではないか。島に着いて足を踏み入れた瞬間の浮草で出来た地面のフワッとした感触。ウロス島は、Uros islandsだから、島々って訳すのが本当で、数ある小さな島の中のひとつを訪問しました。チチカカ湖について説明してくれるガイドさん。チチカカ湖はプーマがウサギを捕まえている様子に見えることから現地の言葉でそれを意味するチチカカ湖という名前になったらしい。あとは島の数とか人口の話してたけど覚えてない。島の地面になっている浮草は食べれるんだよってみんなに渡してくれた。無味だけどしゃりしゃりしててまずくもなかったよ。お次はガイドさんの奥さんがどのようにして島が作られているかをミニチュアを使って説明してくれた。
かわいいっ。
お土産販売タイムののち、もうひとつのウロスの島に寄るために下の画像の謎のボートに半強制的に乗せられ移動したんだけど、これはツアー代金に含まれていないということで10分ほどの移動できっちり10ソーレス(330円)取られました(笑)高いわ(笑)島民はこれをメルセデスベンツと呼んでいた。
しかしながらメルセデスベンツを動かしているのは後ろにくくりつけたこのモーターボートなのでした(笑)
2日間のツアーがたったの95ソーレスなので、このボートが10ソーレスというのは解せないんだが、そもそも2日間のツアーが95ソーレスというのが激安!食費・宿泊費・移動費(メルセデスベンツ以外)込みでだよ。内約はわからないけど、内約がわからない方が気持ち的にも良いのでこのメルセデスベンツ代込みで105ソーレス最初に請求しといてほしかったな(笑)でもこんなところに住んでる人がたくさんいて観光だけでやってってるのがすごいわ。住民の、病院のある島や学校のある島への移動は船だしね。面白い生活スタイルだよね。観光がなかった頃はどのように生計を立てていたんだろう?という疑問が今になって湧いてきた。さて、ここまでがまずウロス島。ツーリスティックというよりかは、おもてなしを頑張ってくれてるって感じで楽しかった。観光だけが資源ってことは、テーマパークみたいなもんだよね。実際のところも異文化感がテーマパークみたいだったよ。このあと3時間揺られてアマンタニ島へ。アマンタニ島ではホームステイをしたよ。長くなるので次の記事に書きまーす。
2019.01.22 プーノ
今日はプーノの街歩き&クスコ・マチュピチュの日程決め・ホテル予約!ゆったり過ごせた♡ペルーはどの街も中心地にアルマス広場という名称の広場があってその近くにカテドラルがあるんだって。プーノも同じ。三つ編みのおばちゃんがスイーツを売っている。おばちゃんのスタイルはボリビアから変わらないね。もうまったくスペイン系の顔を見ない。広場がちょこちょこあって、みんな暇そうにしてる。平和だあ。セントラルメルカドに行ってきた。ここは芋だけのセクション。こっちは食堂のセクション。2階から精肉のセクションを見下ろす。なんか良い!意図的でないお洒落さがウェスアンダーソンの映画のワンシーンっぽい。各ブースごとのおばちゃんの造作を見るのが楽しい。
ペルーのおばちゃん何故太ってるのかなあと思ったらみんな売りながら売り物食べたりしてるんだよね(笑)ながら食いは太ります!そしてこのローカル感満載のメルカドのあとに行ったのがこの大型スーパー。まさに近代化の波!昔ながらの個人商店が潰れちゃわないか不安になる。といいつつここでわたしもマシュマロとボディーソープを購入。インカコーラも売ってた。今度試してみよう。そして、今日食べたもの♡サーモンのセビーチェ♡
おおおいしいいいい!スープもついてたったの10ソル!330円!セントラルメルカドの近くのセビーチェ専門店で地元の人たちで賑わってた。お店の名前はCevicheria。セビーチェリアとか名前かわいいよね。サバのセビーチェも人気だったよ。日本でちょっとお洒落な感じで展開したい♡ここはお昼しかやってないということで、今日しかタイミングなかったから食べれて良かった。夜は適当にその辺でチキン3.5ソル。ペルー料理良いわあ。プーノには中華料理屋がたくさんあるから、最終日の夜は中華食べる♡
2019.01.21 プーノ
予定通り一気にプーノまで来ました!バスの接続もよく、5時半にラパスのバスターミナルに到着して8時半のプーノ行きのチケットを購入。どの街もできれば大きな荷物を抱えて夜に出歩きたくないので、午後に着くのに乗れてよかった。ターミナルは設備が充実してて、WiFiが5ボリビアーノで使えたから待ってるのも苦じゃなかった。バスはウユニ〜ラパス(120ボリビアーノ)もラパス〜プーノ(130ボリビアーノ)もシートが広くてとても快適だった。もしかしたらもう少し安くて普通のシートもあるのかもしれないけど、アルゼンチンやチリより全然安いから、交渉とか特にせずに提示された値段で手を打ってる。旅の中盤くらいからあんまり細かく値段を気にできなくなってきたというのも大きい。ラパスの街は車窓からしか見てないけど、山の斜面に敷き詰められた煉瓦造りの家々が美しい。シンボルのロープウェイ。
ここに2、3日滞在するのも全然アリだけど気分的にパスしちゃった。何箇所もバタバタまわるよりゆったりしたい気分なのだ。中心部はある程度栄えている感じだったけど、少し離れたらもうこの風景です。
国境越えも特にチェック厳しくなくてすんなり終わり、ペルーに入ってからもチチカカ湖に沿って牧歌的な景色が続く。プーノには13時半到着。ホステルが大正解。US7ドルでバストイレ付きの個室にアップグレードしてもらえた!ホステルの受付で明後日からの1泊2日のツアーも申し込んだ。そのツアーもまた安いのです。そして客引きのおっちゃんに誘われて食べたこのご飯はなんと5ソーレス!(165円、ブドウジュースもついてた)しかも美味しい。最初5ソーレスって言っておいてあとからこれとこれは別とか言われるかと思ってしまったくらい安い。人件費、材料費、家賃、どうなっとんねん。てなわけでペルーでは美味しいものをたくさん食べようと思います!白ワインに合わせてセビーチェが食べたい♡明日はゆっくりデーなので街歩きとバスのチケット購入と次の街クスコ・マチュピチュの計画を立てます。