KANAYOのブログ

旅行のこと

2018.10.28 ダルエスサラーム

6時半のバスに乗り、午前中はキリマンジャロのことをぼんやり思いながら、寝たり起きたり。半ばトラウマになりそうだ。わたしが登山している時にはこれっぽっちも晴れなかったあの山が、モシを出る時、車窓から雲ひとつかからない姿でわたしを送り出してくれた。皮肉にもほどがある快晴である。日本人の語彙力ではカバーできない移りゆく景色が美しい。わたしは"サバンナ"と"農地"以外の、緑豊かな遠くまで視界が開けた土地の名前を知らない。遠くまで視界が開けた光景が、わたしは本当に好きだ。そんな光景を見ていると、何故だか心の底から気持ちが良い。この景色はなんていう名前なんだろう?なんてよくわからないことを度々思いながら、17時半、ダルエスサラームはウブンゴバスターミナルに到着。

ダルエスサラームの交通渋滞がひどい。ダルエスサラーム近郊に着いてからバスターミナルまでの少しの距離に1時間かかった。長時間移動は余裕の慣れっこだけど、イスタンブールの時といい、車がちっとも進まない渋滞はどこの国にいてもストレスフルだ。

少し時間を戻して、昼休憩で食べた全乗客問答無用で一律同じメニューのf:id:pandakopanda728:20181029133120j:imageこのブツ切りの牛肉とフライドポテトに、各自チリソースなり塩なりかけて食えスタイルのこいつ350円、まじうまい。この世で1番うまいものは揚げた芋だという真理を思い出させてくれた。ニューヨークのバーガー屋でその真理に気づいていたはずなのだが、またタンザニアでそれを思い出させてもらうこととなった。

バスターミナルに着いてから、ちょっとだけ近代的な(?)最近出来たっぽい電光表示付き路面バスに乗って今日泊まるホステルYWCAへ。帰宅ラッシュなのか大変な混雑で汗だくになり干からびそうだった。f:id:pandakopanda728:20181029133540j:image

ネットでは、ダラダラ(乗り合いバス)に乗ってPOSTA前まで行けと書かれていたが、最後は結局現地民に聞くことになるので、今回もまた、POSTAを連呼して、地元のお姉ちゃんにこの路面バスの乗り口まで案内してもらったのだった。で、なにげに、現地民に聞いて目的地まで向かう方が、ネットだけを頼りに行くより何倍もワクワクするのであった。トゥクトゥクやタクシーだと12000Tshのところがこの路面バスだと650Tshなので驚く。公共交通機関って本当安いね。

そしてYWCAには日が暮れてから着いたが、やっぱりこの辺も治安悪そうには見えず、その辺の売店で水とチョコを買って20時に就寝。

ダルエスサラームにいるのに、ぼーっとしているとキリマンジャロのことを思い出してしまう。この経験は、多かれ少なかれ今後のわたしの人生に影響を与えることとなるだろう。いや、そうじゃないと報われないからそうしたいという気持ちも大きい。受動的にも能動的にも、何か変化を。その変化が何になるか、何をするかはまだわからない。ま、ゆっくりね。

ダルエスサラームでは、ティンガティンガ村へ行くことと、タンザン鉄道のチケットを買うことと、ザンジバル島へ行くことの3つをします。とりあえず、今を楽しもう。