2018.11.04 ニューカピリムポシ

昨日の夕日。

昨日は18時半くらいに国境の駅に着いた。もうすぐ国境かなと思っていたところから10時間後だった（笑）線路はまっすぐじゃないもんな。そして楽しみにしていた列車でのイミグレーション、めっちゃ簡単に終わる（笑）荷物チェックも無し、係員がコンパートメントにやって来て、パスポート見せて、スタンプ押して終わり。ザンビア側でも同じ。それでもコンパートメントに係員がやって来るのは新鮮で、タンザン鉄道における一大イベントとなりました（笑）

昨日の夕方から何故かコンパートメントを移動して、デンマーク国籍のソマリア語を話すイスラーム教徒の茶褐色の肌の親子と一緒のコンパートメントになった。すごく信仰深くて、1日に何回も窓の方を向いてお祈りしてるし、暇さえあれば（？）コーランを音読してる。彼女たちのことは何人って言うのが正しいんだろう？今はザンビアの首都ルサカに住んでるらしい。この人たちタンザニアで買うと安いからって、パイナップルを10個くらい列車に持ち込んでて、その汁が床に染み出してなかなか大変だった（笑）パイナップル汁って、どっかについたらペトペトして嫌な汁ランキング上位だよね。てわけでわたしのバックパックもペトペトになりましたが、雨よけつけてたからそれ洗うだけで済むかなという感じ。不幸中の幸い。

もうひとつトラブルがあって、娘の方のパスポートが仮パスポートだったらしく、ザンビア側のイミグレで「これパスポートじゃないやん。これじゃスタンプ押せません。本物のパスポートが必要です。」と言われてスタンプ押してもらえてなくて、親子一時ザワザワしてたんだけど、係員が気づいたら列車から退場してて、結局そのまま列車は発車。入国スタンプ無しで入国するパターン初めて見た（笑）それくらいタンザン鉄道のイミグレはガバガバでした（笑）仮パスポートでザンビア→タンザニアは行けたのにタンザニア→ザンビアはいきなり「これじゃダメ」って言われるとか、焦るよなあ。無事に親子が入国できてよかった！国籍・母語・宗教・現住地と複雑だから国によっては審査厳しかったりするのかな。

さて、肝心の時間ですが・・・朝謎の駅で2時間、更に途中列車の故障で2時間止まりっぱなしだったのがもろに響き、ニューカピリムポシに着いたのは19時20分。時差1時間分足して、52時間半かかった・・・（笑）原田マハのモダンていうMOMAを舞台とした小説を早々に読み終え、あとはほんと何もしてなかったなあ。

そしてさすがにこの時間だと今日中にルサカ移動は無理かなあとニューカピリムポシで宿を探すことも考え始めてたけど、駅を出てルサカ行きの乗合バスを探したらあった！「ルサカルサカ」言ってたから乗り込んだ。やはりタンザン鉄道が到着するのに合わせてちゃんと待機してるんだね。需要と供給だわ。ひとり80クワチャ。ただわたしはこの時点でクワチャを一銭も持っていないので、ルサカについてから引き出すなり両替するなりして払うことに。適当でありがとう！11人くらい集まって20時くらいに出発したんだけど、ものの15分で止まって、何事かと思ってたら、「あのデカいバスに乗れ！」って（笑）結局11人全員前方のデカいバスに乗り換えて、料金は変わらず80クワチャ。まじで適当だな（笑）乗合バス、予想より乗客少なかったのかな？そして乗務員に聞いたら、到着は明日の朝だって。180キロの距離を10時間かけるというのか？！多分夜間走行の規制かなんかだろうね。しばらく連絡取れてなくて家族に心配かけてるだろうことが申し訳ない。でもザンビアは4日間しかいないのでWiFiだけで過ごす。てなわけで明日はリビングストンまでさっさと移動します。