KANAYOのブログ

旅行のこと

2019.01.14 ティルカラ

アルゼンチン最終日。最後にこの街を選んで良かった。人々の優しさに包まれた日々。今日は10時にチェックアウトして、午後シフトのお兄さんとマイマラへ。ティルカラから約6キロ、乗合タクシーで片道20ペソ。知る人ぞ知るツーリスティックでない場所へと案内してくれた。昨夜好意を示されたような気もしたけどそんなのも幻のよう(そちらの方が都合が良いのでそういうことに)。その後3時くらいから同室の3人と滝を見に往復10キロほどのトレッキング、20時から22時半まで彼らと夜ごはん。狭い街なのでこの3日間ずっと同じ人たちとお話していたし、道行く人とは必ず挨拶をした。夜は毎日誰かの演奏を聴いた。写真とともにひとつずつ振り返る。f:id:pandakopanda728:20190116144321j:image
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f:id:pandakopanda728:20190116144357j:imageマイマラでは長い年月をかけて形成された地層とたくさんのサボテンとの景色を楽しんだ。昨日おとといと車窓から見えていたけれど写真に収められなかった一瞬の景色を今日は思う存分満喫できた。f:id:pandakopanda728:20190116200028j:imageとりわけ特徴的な向かいの地層の色の重なりを眺めることができるスポットからの写真。まるでモンドリアンの絵のような配色だ。お馴染みのマテ茶を片手に、空を優雅に飛ぶコンドルやランダムな雲の流れを眺めながら静かな時間を過ごした。その後マイマラのセメタリーへ。f:id:pandakopanda728:20190116200157j:image小さなお墓のおうちがたくさん集まっていて、それぞれのお墓が実にカラフルに彩られている。リメンバーミーで見た、メキシコの死者のお祭りでイメージしていたものと似ている。ハロウィンの日にはもっともっとカラフルになるらしい。いつかメキシコの死者のお祭りに行くこともわたしのウィッシュリストのひとつだ。ティルカラへ戻り適当なサンドイッチを食べたのち、同室のみんなと滝を見に久々のトレッキング。ベルギーのお姉さんは高度が得意ではないらしく、コカの葉を噛んでいた。こちらは有名なスポットらしく、入場料50ペソもきっかり取られる。こんな乾いたサボテンだらけの土地に滝があるというのもまた不思議なものである。f:id:pandakopanda728:20190116200324j:image帰りは雷が鳴り雲行きが怪しくなったため、ブエノスアイレス出身のお兄さんがめちゃくちゃ怯えてタクシーを呼んでくれた(笑)わたしは今日でアルゼンチンが最後で手持ちのキャッシュが少なかったため、タクシーのお金を払ってもらう代わりに鞄の中に入っていたハンカチをプレゼントした(笑)夜ごはんはアルゼンチン料理!なかなかアルゼンチンの伝統的な料理を食べる機会がなかったため、最終日に満を持してって感じ。f:id:pandakopanda728:20190116200355j:imageラマ肉のシチューと、ロクロという名のカボチャとお豆のシチューをシェアした。ラマ肉は牛肉とほぼ区別がつかなかった。ロクロがとりわけ美味しかった!もっとアルゼンチン料理食べたかった。この先の旅路はもう少し文化に親しんでいきたい。とはいえ行く場所によるんだよなあ。たとえばウユニでは完全にウユニ塩湖の絶景が目的だし。南米はどうしても大自然メインになるね。そして、このレストランでの演奏がめちゃくちゃ素敵で、思わずチップとして20ペソ包んだ。f:id:pandakopanda728:20190116200941j:image10歳くらいの男の子がアーティストの顔でドラムを演奏するんだよね。顔つきもさることながら腕前も大人顔負け。この街で生まれると才能の開花もこんなに早いのか。小さな頃から普通であれば子どもはもう眠る時間から演奏に駆り出されて、経験を積むんだね。最近流行りのデスパシートだったり、わたしでさえ知っている伝統ソング黒猫のタンゴだったりと珠玉の演奏の連続だった。しっかりiPhoneに録音したけど、こんな生演奏を日々聴けるティルカラの人々が羨ましい。耳が肥えて仕方ないね。こんな場所に住んだら自分自身も気づいたらアーティストを目指していると思うわ。で、演奏に大感激していたらあっという間に終バスの時間。みんなとハグでお別れして、ひとりプルママルカの街へ。バスターミナルで3時まで寝て、3時40分のバスでサンペドロ・デ・アタカマへ。それにしても出発時刻、ひどい時間だよね?!AMですよAM。バスターミナルには煌々と電気がついていて、24時間営業のバーの音楽が鳴り止まず、ある意味安全に仮眠を取れました。さて、アタカマ砂漠〜ウユニでは、わたしにしては珍しく、エルカラファテで出会った日本人と行動を共にします!最近は何通りもの楽しみ方ができるようになってきて、シンプルに自分がパワーアップしたと思います。あとは南米の雰囲気が人を開放的にさせるっていうのもあるかな。引き続き楽しみまーす!