KANAYOのブログ

旅行のこと

2018.10.16 コンソ

今日はトゥルミからコンソまでの移動日。3回ヒッチハイクが必要。コンソからディメカ、ディメカからカイヤファール、カイヤファールからコンソ。思った以上にスムーズに行って、3時にはコンソに着きました。ミニバス・ミニバス・ローカルバスの順番。本調子に戻るまで、たくさん食べてたくさん寝ることを心がけているので、移動中も、かなり寝ました。

コンソでまたチャート(葉っぱ)とアーモンドと砂糖とコーヒーとお茶でゆっくりしてから、古着屋さんで200円でAAPEのTシャツ買った。偽物か本物かわかんないから本物だと思って着るんだ(笑)チャートは場所によって味が違う。コンソのチャートがいちばん美味しい。かなりエチオピア南部について詳しくなりました。挨拶もいくつか覚えたから、人にも自分から話しかけてます。そうするとみんな笑顔になってくれる。

今日は以前間違えて書いたことの訂正をします。

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この2人は、2人とも同じ民族だった。2人とも、ハマル族。わたしがバンナ族だと間違えたのは、バンナに住んでるハマル族と、ディメカに住んでるハマル族とがいるからでした。2人はかなり容姿が違って見えるけど、女性は結婚したら、髪に泥とバターを塗り、髪を洗わなくなる。そして、首にリングをし、自分のためにヤギの皮でスカートを作ってまといます。未婚の若い子は、最近は服を着たり、ビーズで装飾したりします。

バンナにいるハマル族の方が、装飾が若干派手で、サングラスを3つ頭につけたりしている子もいる。

明日のコンソ村の訪問で、エチオピア南部巡りも最後です。アスマモさんについて、2日目にアクシデントがあって、あの時は色々書いたけど、やっぱりアスマモさん無しには、こんなにこんなに素敵な旅にはならなかったと思います。

語り始めると長いとか、夜になるとたまに、アスマモさんが自分のこの仕事・未来について心配して感傷的になるときもままあります。

でもお金のためにしてないって何度も言うだけはあって(もう言わなくていいよと思うときもあるが)、全部わたしが払うわけでは決してなくて、宿代は必ず別、交通費はわたし持ち(これ割り勘にするとまじでアスマモさんの取り分はなくなります、妥当です)、入村料はそもそもツーリストに対するものなのでわたし持ち、食べ物は払ってくれたり分け合ったりはたまたわたしが払ったり良い意味で適当です。シェアして助け合うのがエチオピアの文化だと繰り返して言ってた。そしてピンハネするようなことは一度もなかったです。

最初、入村料高いなあとか思ってたんだけど、今日ハマル族の村で泊まった家の家族に100あげてから、入村料として600払ったら、さっき家族に100あげたということで、100戻ってきたんだよね。誰か個人がもらっちゃってもバレないにも関わらず。

だからアリ族の村でも、あなたは友達のようなものだから、と、800を600にしてくれたのも、なんか今なら信じてもいいのかなって思えてきた。

こういうのは常に難しい問題じゃない?昨日のハマル族と過ごした1日はかけがえのないもので、実際値段とかないんだよね。

時計をまったく見ずに1日を過ごしたよ。ヤギを焼いてたら子供たちが手を叩いて歌い、日が暮れて、ヤギを食べ終わったら眠くなって、みんなで狭い家の中で眠った。朝、人の声やニワトリの声で起きて、コーヒーシェルでできたコーヒーをカラバシュの器でいただいて、さようなら。

ここでもたとえばアスマモさんは水やお酒、炭のお金を払ってくれたと思う。わたしがヤギのお金払う代わりに。あ、今わたしが何をしたいかというと、アスマモさんのポジキャンです(笑)

印象的だったのは、この男の子がトゥルミで常に彼に着いてきてて、泊まったハマルの家もこの子んちだったのね。そんですごく色々よくしてくれたのね。アスマモさんもこの子にジュースあげたり、わたしもチューイングガムあげたりしてた。f:id:pandakopanda728:20181017014314j:image

彼は英語もかなり話せて、賢い子だと思った。彼が昨日の夕方、「僕はテキストブックが買えないんだ。だから10ドル欲しい。」と対価を求めてきた。彼はほんとに勤勉であるのと同時に、知恵が働くので、憐れみを買うことや、してあげることによって対価をもらえることを知っていた。アスマモさんのいないところでそれを言うのがまた、彼なりに考えてる感じ。

"ツーリストは子供にお金だけでなく物も一切あげてはいけない"ということをダサネチ族を訪問した時に言われていた。一度それをツーリストがすると、みんなそれをし始めるからと。そうなると、その村の空気が変わってしまう。

わたしはその場をにごして、アスマモさんに、こう言われたよーと言ってみたら、本なら持ってるから僕が彼にあげるよ。って言ってた。

そしたらこのキッズ、アスマモはジョークを言ってるんだよー。彼は本を持ってない。ってまたわたしと2人のときに言った。

おチビの嘘は可愛らしい。またアスマモさんにこのことを言って、そしたらアスマモさんは、この子に注意してた。いじけちゃったかなと思ったけど、最後に入村料の100ブルは余分だよと届けてくれたのは彼だった。このお金をピンハネすることは彼はしなかった。根がとてもいい子なのがわかるんだよね。この子の賢さが正しい方向へ導かれるように願う。

アスマモさんも、アスマモとわたし2人がいるときに、本がないから欲しいってお願いするのが正しいね、自分が彼に本を買ってあげるよ。って言っていた。アスマモさんが彼を正しい方向へ導いてくれるといいな。わたしも半分出すことにしました。彼はこの経験から学ぶだろうってアスマモさん言ってた。わたしからこっそり10ドルもらうより2人からだよってあげる方が彼にとっても勉強になってくれれば。

エチオピアの旅は、正直全然、東南アジアの旅とかと違って、安いお金で豪遊できるわけじゃないんだよ。わたしにとっても"痛み"を伴い、考えさせられる経験なのだ。まあわたしは特にこれから5ヶ月も旅するから全体の予算が違うかもしれないけど、今夜もバケツにくんだ水で身体洗って節約してる(笑)テキストブックも、地方の村では日本で買うより全然高い。

ほとんどが輸入品だから、新品はかなり高くつくんだと思う。代わりに、野菜・果物・インジェラは安い。原始的な生活であればほんと困らないと思う。村の暮らしなんて自給自足だ。だからわたしはその暮らしを見て貧乏でかわいそうだとはまったく思わなかった。だってみんな元気で健康だから。ローカルビールをどの民族もめちゃたくさん飲んでるし(笑)これも自給自足

 

町の人の収入も、今日わたしが泊まってるホステルが一泊800円で、毎日10人とか泊まったとしても、8000円、ここで働く人の収入は〜と想像するとどう考えても少なそうだけど、人々はビールが大好きで、たくさん飲んでる(笑)

でもほんと総じてエチオピアのひとは優しいよ。大好きな大好きな国になりました。アスマモさんのおかげもめっちゃあると思う。わたしの中の警戒心がうまい具合にほどけることによって、村や町の人々に溶け込めたし、なんならそれにアスマモさんがいないときも人々は優しかったです。

世界はひとつだということ、家族はあたたかいということ、子供は宝だということをたくさん感じたなー。

結論:民族は服装と暮らしが少しずつ違うだけで同じ人間

この結論に行きつくとは当初思ってなかった(笑)最初は得体の知れないものに会いに行く気持ちでいたの。だからこそ楽しみにしていたの。でも得体の知れないものだと思うことの方がよほど失礼だなーと思った。わたしもあの村で暮らせば彼らと同じ。

昨日、男の子がわたしの腕をギューって握って眠ってくれて、牛の皮に包まれて、あたたかい気持ちになれたこと、わたしも家族のために生きたいな。守り守られたい。そのために一生懸命働いて、実際にわたしが目で見たものを子どもにも教えてあげたい。そんなことも強く思いました。

まだ明日もあるのに、もうまとめてしまったwエチオピアがだいすき!余ったお金をどううまく換金するか考えてたけど、ケニアよりエチオピアの経済に使いたいなという気持ちに(笑)

国を去る間際ってほんと寂しいね。

アスマモさんがわたしにくれた体験、ほんとにほんとにかけがえのないものとなりました。35ドル払って、時には2人分の何かを払うことと、入村料を含めると、7日間これを続けるのは普通に途上国だと思ってたらできないと思います。でもある種割り切って、割り切るとはいっても、パーパーに使うのではなくて、都度考えながら、痛みと喜びとともに巡れば、本当に後悔の無いものになると思います。

アスマモさん自体も、実際そんな儲かってません。今回は特にバイクもぶっ壊したので赤字です。でも赤字になってからも態度変わらなかった。人間性については安心してほしい。

こんな感じー。ひとりで巡る・アスマモさんと行く・ツアーで行く(わたしはツアーの値段調べてないからどちらが高いのかもわからない。ただ、わたしが行った村々を巡るツアーは実際に存在してて、アルバミンチから手配できるらしい。)の3種類があるかなーと思います。

とりわけわたしは一般的に汚い・過酷と言われているだろうもの・ことに対する耐性が強いし、下痢になっても、風邪を引いても、蚊やダニに刺されても、食べて寝れれば大丈夫と思うタイプの人間の意見として読んでください!

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これ、わたしが購入したハマル族のヘッドバンド。このタンポポがほんとかわいい!この画像とは前後ろ反対にしてつけてます。アスマモさんのことは最終的にとても好きになりました。ありがとうアスミー!(親しい呼び方)

あと1日よろしくお願いします。